ジョハリの窓 ～どの窓が大きいですか～
自分の認知している自己と、他者から見た自己。
完全に一致している人は、まずいないと思います。
自己には４つの領域があるとされるのが「ジョハリの窓」です。
「ジョハリの窓」で自分の自己開放度を知り、
自分の見知らぬ可能性に気がつくことができるかも！
ジョハリの窓は、別名「心の窓」「心の４つの窓」とも呼ばれています。
提案した2人の心理学者
ジョセフ・ルフト (Joseph Luft) とハリー・インガム (Harry Ingham) の
名前を組み合わせたもので、ジョハリ (Johari) と名付けられたそうです。
・公開された自己の「開放の窓」(open self)
・自分は気がついていない自己の「盲点の窓」（blind self）
・隠された自己の「秘密の窓」(hidden self)
・自分も他者もまだ知らない自己の「未知の窓」（unknown self）
自己は、この４つの集合体で、どの部分が大きいかは人によって様々です。
開放の窓(open self)
開放の窓（自分にも、他人にも分かっている姿）
「開放の窓」は、みんなが知っている自己です。
内面だけでなく、見た目も入ります。
この窓が大きいと、文字通り開放的でおおらかなイメージと性格のかたが多いですね。
社交的で人とのコミュニケーションも円滑な人が高確率でいます。
盲点の窓（blind self）
盲点の窓（他人に分かっているが、自分には分かっていない姿）
「盲点の窓」は自分自身では気づいてなかった自分の自己です。
人のことは客観的に見えますが、自分のことは以外と見落としていることってありますね。
人からどんなふうに見られているのか？
あまり気にすると自意識過剰になってしまいますが
自分って、他人にはどんなふうに見られているんだろう。
というのも、気になります。
何人かで集まって、それぞれの、どんなふうに見えているかを紙に書くワークをすると
以外な一面が浮かび上がります。
「え、自分がこんなふうに見られているとは知らなかった！」
という発見があります。
秘密の窓 (hidden self)
秘密の窓（自分に分かっているが、他人には見せない姿）
「秘密の窓」は他人に隠している姿です。
無意識のうちに隠していることも秘密の窓の領域です。
また、隠しているつもりはないけれど他人に気づかれていない部分もあります。
秘密めいた人は神秘的でもありますが、自分を開放している部分が少ない人は
対人関係も消極的なところがあります。
未知の窓（unknown self）
未知の窓（自分にも他人にも分かっていない姿）
「未知の窓」は誰からも知られていない領域です。
今まで知らなかった自分を発見できる可能性を秘めています。
今まで気づかなかった自己の特性を見つけることで、
使命やビジョンにつながって行くかもしれません。
あなたは、どの窓が大きいですか？
「開放の窓」を広げて行くことで円滑なコミュニケーションが
できるようになります。